民泊の学校

旅館業の駆けつけ事務所

inaoka

二つの事務所

旅館業の駆けつけには、2つの事務所が必要です。1つにまとめることができます。

その2つとは、いわゆる「駆けつけ事務所」と「監視所」です。

法律はこうなっている

旅館業法施行規則

第四条の三 旅館業法施行令(昭和三十二年政令第百五十二号。以下「令」という。)第一条第一項第二号の基準は、次の各号のいずれにも該当することとする。

  • 一 事故が発生したときその他の緊急時における迅速な対応を可能とする設備を備えていること。
  • 二 宿泊者名簿の正確な記載、宿泊者との間の客室の鍵の適切な受渡し及び宿泊者以外の出入りの状況の確認を可能とする設備を備えていること。

これの、1を「駆けつけ事務所」2を「監視所」と呼んだりします。(正式名称ではありません)この2つが両方ともそろって、「玄関帳場代替え施設」となり、フロントの代わりをするものです。

共同玄関帳場

内閣府のホームページにこの図があります。

戸建てやマンションなど、フロント(玄関帳場)の無い宿泊施設を運営する場合は、外部に玄関帳場代替え設備を設置します。
このうち、玄関帳場代替え施設を、自分で運営して、複数の宿泊施設を管理する場合は「客室分散型」、専門業者にいたくする場合は「共同玄関帳場型」といいます。

共同玄関帳場型で、「駆けつけ事務所」は客室の近所にないといけないので、Alsokなどの警備会社に委託できます。
「監視所」は、距離や設置場所の制限がないので、当社RealFrontのようなフロント代行業者に委託できます。

宿泊施設に設置するもの

無人チェックイン可能にするための設備を設置します。
この写真は、監視カメラの映像です。このカメラで、チェックインするゲストの顔写真や、靴を確認できるので、本人確認、人数確認ができます。
壁の右側にあるのは、ALSOKのコントローラーです。ここに「非常ボタン」がありますので、事故および緊急事態の通報がこのボタンでできます。
また、自動火災報知設備とALSOKのコントローラーを接続することで、ゲスト不在時の火災も自動通報されます。
このほかに、玄関外側に、Wifiインターホンがあり、ホストへ直結インターホンのなります。
機器の詳しいことはお問い合わせ、または別稿をご覧ください。

写真は、上はWIFIインターホン。下はリモートロックです。
玄関扉に取り付けてます。リモートロックはキーパッドの暗証番号で開錠できます。ゲストが到着時に最初にあけるとメール通知する機能とか、管理機能も充実してます。

amazon から、Ringシリーズとして、玄関インターホンや監視カメラが比較的安価に出ています。安物はサーバーが突然亡くなったりトラブル起きますので注意です。

駆けつけ事務所

Alsokと契約して、近所の「待機所」から駆けつけます。事故及び緊急事態に対応する設備とは、この事務所を指し、「かけつける行為」を指すものではありません。この点を誤解されている方(保健所の担当者含む)多いので、気を付けてください。
待機所の住所は非公開です。申請時に住所が必要となりますので、Alsok代理店である、弊社RealFrontまでお問い合わせください。
費用は宿泊施設1部屋月額3000円から5000円程度です。
保健所によっては、Alsokがトイレットペーパーの交換をしないので不可というような謎行政指導する場合がありますが、このように行政指導される場合も問題なく取得できています。詳細はお問い合わせください。

監視所

監視所は、宿泊者の出入りの監視、鍵の受渡、宿泊者名簿の記載をおこなうところです。
RealFrontではこれらをすべてIT化しており、リモートで行えるようにしております。
業務の内容および料金はRealFrontのページをご確認ください。

こちらでは、宿泊施設に設置したカメラなどで監視を行い、リモートロックを使用して、鍵の受渡を暗証番号で、メールやOTAのメッセージで行っております。
宿泊者名簿の記載も、自社開発のBNBWORKSの名簿機能でオンラインで行えます。

申請書作成において、ご不明の点があれば、お問い合わせください。
実績が多数ありますので、申請事例も豊富です。

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稲岡泰宏
稲岡泰宏
バブルのころは隔週でホテル設計してた民泊ジジイ
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